ジャ、ジャーン!
この写真、息子が小学校で初めて書いた(描いた)記念すべき、連絡帳でございます。笑
さあ、この絵は一体なんでしょう?
息子に聞いたら、金曜日に学校に持ってくるものだそうで。
実は、明日は子どもたちと先生で朝ごはんを作って食べるイベントがあって、その時の持ち物だったのでした。。。
息子の小学校は、いろいろと日本の学校と違いすぎて、ホントに面白いです!
その中のほんのいくつかが、これ ↓
・学校は8時から8時10分の間に行く。
8時前に行ってもみんな校舎の前で待っています。
戸も閉まっているから。
外で朝から元気いっぱいにサッカーしてる子もたくさん。
もちろん、登校班はありません。
息子は毎朝、今は親と一緒に行ってます。
・毎朝、6年生が交代で交差点に立って、安全誘導してくれてます。日本では、職員や親がしていたのを思い出して、子供ができるんだって!って驚いちゃいました。
・教科書とかは、まだ一度も持って帰ってきたことないので、毎日の息子の荷物で一番重たいのは、水筒と弁当。
お弁当は朝ごはん用です。
2時間目のあと、9時45分から10時5分の休み時間に食べます。
息子は食べるのが遅いから、すぐ時間になっちゃう!って言ってました。
全部食べれなくても、時間になれば、終わりです。
全部食べることが、ここでの大事なことではないからです。
・「紙」より、Eメールで、学校からのいろいろな連絡、相談、案内がきます。
そんなこんなで、明日は健康的な朝食をみんなで作って食べよう!ということなのです。
今日は近くのスーパーに買い物に行ったんだそうです。
息子は今日、自分の連絡帳のイラストを見て、私に解説しながら、一緒に持ち物を準備しましたよ。
私も明日、ボランティアで、朝食作りのお手伝いに行くのです。
超楽しみだよ〜。
1年生の子どもたちが、ナイフを使って、野菜や果物を切るなんて、私が担任だったら恐ろしくて、とてもできないって思いそう。
それくらい大変でも、子どものための授業を企画してくれてた先生を尊敬します。
実は文字を書くことや計算することと同じくらい、いやそれ以上かもしれない。
それくらい大事な学習だから。
この先生、この前4日間、学校をお休みしたんです。理由はお子さんが骨折したからその間、世話をしたいって。その事情とか私のドイツ語力でも、思いが伝わって理解できたよ。その先生は、家族や家庭をとても大事にしているって伝わった。そこも尊敬できるし、信頼できる。
これは私の考えなんだけど、
こちらの学校は、子どもを子ども扱いしてないと思うんだ。子どもでも、きちんと一人の人間として扱っている。
なんて表現したらいいのかな。。。
人として、信じてる。本当の意味で大事にしている。尊重していると言えばいいのか。
だから、人が人として自立することがきちんと教育の目的になっていて(単なるお題目ではなく)、そのように動いている。
連絡帳のことからしても、今の子どもたちに大事なことは、きちんと文字を書くことではなく、何を伝えるか?ということ。
連絡手段にしても、見栄えのいい、きれいなお便りを作ることより、人間味溢れる文章(Eメール)で伝えるということ。
その「行動」を見れば、何を大事にしているかは、明らかだ。
日本の教師時代、あれだけの時間を費やし、全ての勢力を注いで、子どものためと思って全力で働いてきたのに、実は形だけを追求していたのか?。。。と思うと、本当に悔しいというか、情けないというか、申し訳ないというか、言葉にならない思い。。。でもこれは必ず還元する!と決めています。
肝心なのは、表面じゃない。形じゃない。肩書きじゃない。見た目にだまされちゃ、ダメだ。
肝心なのは、中身(中味)だよ!
さあ、明日の朝食、いい味出せるよう、
がんばって考えるわ!